悩みになりがちな夜勤による肥満
看護師が抱える悩みの一つに、夜勤をすると太るというものが挙げられます。
もちろん激務で痩せてしまう人も中にはいますが、夜勤で太ったと感じる人は少なくありません。
その原因は、3つに大別できます。
1つ目は、夜勤が太りやすい時間帯であることです。
体にはBMAL1という体内時計を整える働きをするたんぱく質があり、一般的に肥満遺伝子とも呼ばれています。
このBMAL1が最も活性化するのが22時から翌朝6時で、脂肪を蓄えやすくする働きもあるのです。
ちょうどこの時間に働く夜勤では、たとえ軽食やちょっとしたお菓子でも食べなければ仕事になりません。
その結果、脂肪を蓄えやすくなってしまい太ってしまうのです。
次に考えられる原因として、ストレスや睡眠不足が挙げられます。
夜勤は少ない人手で仕事をこなさなくてはならず、業務量や急変対応などでストレスが溜まりやすい環境です。
また、仮眠や休憩が満足に取れないと睡眠不足にもなりやすいでしょう。
ストレスや睡眠不足は食欲を増すため、勤務中に甘いものを摘んだり、夜勤明けの暴飲暴食を招きやすくなったりします。
最後の3つ目は、カロリーの高いものを食べてしまうことです。
夜勤中はお腹が減るからと、夜勤前にコンビニなどで食べ物を調達する人が多いでしょう。
その際におにぎりだけ、パンだけと炭水化物に偏ったものを選びがちです。
炭水化物は確かにエネルギーになりますが、余剰分は体脂肪になってしまうので太りやすくなります。